Sram Red 10sシフターの中を見てみる

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2011年ごろに海外通販でチネリのフレームが安くなってたのを機に、余ってたパーツを使って一からロードを組み上げました。

 

足りないパーツは通販で買い足しながら、最終的な組み立てはショップにお願いしました。

 

お店の人曰く、「ワイヤーの取り回しの関係でへんなテンションがかかってしまうようで、1番ロー(10速目)に入れても、9速目に戻ってしまう」との事でした。

当時はそれほど自転車の知識もなく、そんなものかと鵜呑みにして、9速で乗っていました。

 

でも、ヒルクライムするなら10速目も使いたい。

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先日、十三峠を登ってなんとかしたくなりました。

 

最近は自転車の仕組みだんだん理解してきたので、この事象が起きる仮説が一つ思いつきました。

『シフター内で、ワイヤーを引いている部品の10速目のストッパーが舐めてしまって、9速目に落ちてしまっている』

 

それを確かめようと、シフターを開けました。

 

ワイヤーの引き量を調整する部品は金属製でした。

全く舐めていませんでした。

さすがSramの最高グレード、そんな設計にするわけないか。

下位グレードでもそこはちゃんとしてるか、、、。

 

 

では何故、10速目入らないのか?

 

中身を観察してわかりました。

実は、シフターの9速目だと思っていたものは、すでに10速目だったんです。

そこからレバー押してもカチッとなるのですが、それはそういう仕組みだったんです。

シフターの視点で言うなれば、10速からありもしない11速目にしようとして、10速目に戻ってたわけです。

 

こうなってると、9枚のギアの間を10段階のシフターが動いているので、変速しない時がありますよね。

そう言われればそんな気もしますが、今まで気づきませんでした。

 

仕組みがわかればこっちのもんで、シフターが10速目の時に1番軽いギアにディレーラーが来るように調整するだけですね。

(ショップの人もこれをすればよかったのに、、、てか、したはずだよね)

 

無事に調整完了。

 

試走を兼ねてもう一度十三峠に行こうかと思います。

 

ワイドレシオのスプロケ(11t-28t)なので9速目でも34tの25tで、普通のクライマーには十分なはずなんです。

10速目の34tの28tは軽過ぎるんですが、局所的には役に立つはず、、、。